元お笑い芸人がWeb業界に入ってがんばるお噺

元お笑い芸人がコミュニケーション/マーケティング/UX/仕事観/Web制作などについて書くブログなのです👺

上司にカスタマージャーニーマップをつくれ!って言われてつくってみたけど「これ意味あります?」と思ってしまった人へ

本記事のターゲットについてご注意

【注意1】

この記事は執筆途中です(2019/04/01現在)結論まだ書いてないんです気分が乗ったらかくつもりです!

【注意2】

この記事はカスタマージャーニーって何?カスタマージャーニーの具体的な作り方とかがわかる記事ではありません。  

カスタマージャーニーマップってなに?って人はWeb担さんとかほかにも書いてくれてるひとの記事を参照ください。

コンセントさんのこの記事とかオススメですいまだに見返します。

https://www.concentinc.jp/design_research/2013/12/customer-journey-map-patterns/

とにかくやり方とか手法とか歴史とかはこの記事ではまなべないです。それが知りたい人は回れ右。もしくは「OKグーグル」です。

 

この記事のターゲットはこんな人です


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「カスタマージャーニーマップ的なものはつくったことあるけど特にUXデザインの専門家というわけでもないんだが、上司が『とりあえずなんかカスタマージャーニーってのがあったほうがいいらしいからカスタマージャーニーつくってください、ぼくもよくわからないんでよしなにおねがいしますね!』って言われてなんとなく違和感ありつつもやってみてるけど、なんか違くね!これ意味あります??」

 

と思ってしまっている人です。  

ぼくはそういう経験ないんですけど、なんか世の中にはあるっぽいのです。もうなんて悲しいことなんだと思うんです。しかも上司も大してやる気ないという。ただやると言ってしまったからやらなきゃみたいに不幸の嵐。誰もハッピーになってない地獄プロジェクト。

こういうことがあるからUXとカスタマージャーニーとかそういう界隈がなめられるんですよ!  

なめられてねえし!って思う人もいると思いますけど、現場レベルではなめられてるところもあるんです!

 

まずぼくこう言ってあげたい。

「あなたのその感覚間違ってないです!「おつかれさまです。温かいミルクティーをどうぞ。」

と労ってあげたい。蒸気でホットアイマスクも。

この記事はなにかあなたたちの救いとかになったらいいなという記事です。

 

カスタマージャーニーマップってこんなに雑に使われるのか

ぼくも別にUXをばりばりアカデミックにやってきたりとかしてたわけではないのですが、Web制作やマーケティングに関わるものとして一過言あるわけです。

で今転職して1年目なんですが、まあカスタマージャーニーマップが雑に扱われてます。

ぶっちゃけよくわからずなんとなくの納得感のための材料程度で使ってます。   

いわゆる一般的な企業の一般的なカスタマージャーニーマップを書いて、「じゃあダウンロードつくりましょう、広告やりましょう、セミナーやりましょう」みたいな感じです。

 

まあいいんですけどね、べつに単なるフレームワークですから導きたいものが明確になってる(この場合お客さんを納得させるねこだましみたいなもの)のであればね。

しかしUXデザインしますっていってそれはやっぱあかん。それはUXデザインと言ったらその筋の人にボコボコにされるぞって思います。

つまりなんとなく「カスタマージャーニーマップってユーザー目線で考えて次の施策を検討&検討できるもの」って思ってて、でも自分では作ったことない上司がいるからこまってしまうんですよね。

 

何の目的でカスタマージャーニーマップが必要なのか聞いたとしても

カスタマージャーニーマップってもただのフレームワークですから、何をするためのものなのか理解しないと使いこなせないわけです。

さらにその何をするためも

「ユーザー目線で考えて次の施策を検討&検討したい」

くらいじゃだめなんです。それで手を動かしはじめても絶対にグダる。もうこれは間違いない。

 じゃあどうしたらいいのか!

 

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Web制作の上流とビジネスの上流は必ずしもイコールではない

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最近自社で採用の面接とか面談にも参加するようになりました。
ぼくたちのチームはデジタルマーケティングを受託で行う部署の中の制作チームなのですが、基本的にはディレクターやプロデューサーという職種で募集をしています。
いわゆる手を動かしてビジュアルがつくれる、コーディングとかができるという実際に作る人ではなく、提案したりプロジェクトマネジメントする人を募集しています。(といってもデザインとかコーディングできる人もほしいので連絡まってます)

面接をしてて思ったのが、こういう人が多いなということです。

  • 今は小規模~中規模のWeb制作会社で働いていて
  • 「つくるだけ」になってしまっているから
  • もっと「上流」からやれるようになりたい

という人いっぱいいる。いっぱいいる。私も!って思ったあなたにニュースです。
上流からやりたいというのがどういうことか、どうすれば上流に関われるのかイメージできてない人結構います!
今日はそんな人に捧げるブログです。よろしくっす。

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マーケティングの仕事をしたいぼくたちは商品そのものになるだけではいけない

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マーケティングの仕事をしたいぼくたち

マーケティングの仕事をしたいって考える人結構いますよね。新卒でも中途でもどちらでも一定数いるんじゃあないでしょうか。
何を隠そうぼくもマーケティングの仕事をしたいって考えて就職した口です。現在受託でデジタルマーケティングを支援する会社で主に制作のプロデューサー兼ディレクターとしてお仕事をしています。

マーケティングってなんかかっこいいですよね。カタカナだし、めちゃくちゃかっこいい。
アホみたいなこと言いますけどなんとなく華やかなイメージですし、「マーケティングやってます」って言ったらモテそうじゃないですか?
ぼくはほら既婚で二人の子持ちメンなので全然ですけど、未婚だったらモテてるはず。たぶんぜったい。

あと単純にマーケティング戦略でうまくいったビジネス事例!みたいなものがテレビで特集されたり、本が出たりもしてますよね。
有名なところだとスターバックスとか。

  • 薄利多売が主流だった中であえて高価格で
  • テレビCMなんかの広告はやらない
  • イメージのために高級なエリアに出店

こういう逆張り的な戦術とかが取りざたされていることも、マーケティングってなんかかっこいい!とイメージアップなされている要因かもしれません。

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企業やメディアが言う「学生に求めているのはコミュニケーション能力」に騙されるな!就活するにあたって覚えておいてほしいコミュニケーション能力の正体

みやしたんくです。 ブログ書くの楽しくなっちゃったのです。

今日は就職活動をしている学生の皆様に僭越ながらアドバイスさせていただきたく筆をとりました。

「コミュニケーション能力がないんだよぉ…おぉ~ん。」とお嘆きの就活中の学生の方にぜひ読んでいただきたいです。

就職するにあたって「コミュニケーション能力」が重要だ!ていうのはとても頻繁に言われていますよね。
でもみなさん「自分はコミュニケーション能力に自信がない…」って思ってませんか?自信たっぷりに「おれはコミュニケーション能力がある!」っていう人はかなり少ないと思います。

自慢じゃないんですがぼくは結構コミュニケーション能力あるんですよ(自慢です)。

なぜかと言うと、ぼくは某O田プロダクションという事務所に所属し、8年ほどお笑い芸人として活動してきました。

コミュニケーションの中でも難易度の高い「笑わせる」ということを人1倍考えてきたのです。ライブの回数はおそらく100回は下らないですし、めちゃくちゃウケたことも、あれ?「おれ本当は死んでて誰にも見えてないのかな?」ってくらいすべったこともたくさんあります。

結果売れなかったけどね!うるせえ!

そんなぼくが、今現在Web制作会社という、いわゆる普通のビジネスマンになってみて、巷でよく言われる「企業が学生に求めているのはコミュニケーション能力」だということに疑問を持つようになりました。今日は一言物申させてください。

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広告=悪だという思い込みはやめませんか?日本人が広告を嫌いになってしまった理由と対策を考えてみた

日本人が広告を嫌いになってしまった理由

こんばんは。
みやしたんくです。

miyashitank.hatenablog.jp

前回は広告の歴史についてまとめた記事を書きましたが、そもそもあれを書いたのは「広告ってなんでこんなに嫌われているの??」という疑問からでした。 ぼくはWeb制作の仕事をしていて、特に広告のプロというわけではないのですが、広告って嫌われすぎじゃね?と思うんです。

昨今のスマホでよくある、明らかに誤クリックを狙っている広告なんていうのは言語道断横断歩道です。あれはほんとに駆逐されればいいし、あんな広告を許している企業の担当者は頭と手足のみ露出した状態で身動きが取れない状態のボートにいれ、ハチミツやミルクを無理やり飲まされ下痢にさせた状態で、汚い池に放置されればいいと思っています
※参照:スカフィズム(閲覧注意)

ぼくの小さな狭い世界では、広告が嫌われているといってもそのような「誰がみてもジャマな広告」が嫌われているんだと思っていました。
しかしこの件で意外だったのが「そもそも広告に対して嫌悪感をもっている人が結構多い」ということです。つまり表示方法がどうこうとかじゃなくて、「広告=悪(企業の都合の良いことしか言わないから)」と感じてる人が多いんですよね。

toksato.hatenablog.com

でも、一方で僕ら消費者が「広告だ!」と言う時点で過剰に避けていくというのも、悲しすぎると思うんですよね。

しかしこの記事でtoksatoさんが熱く語っているように、だからといって「広告=悪」とみなし、避けてしまうのはいかがなものでしょうか。

前回記事で書いたように、我々が豊かになるため、モノやサービスをたくさんの人に届けるため、広告は必須だったわけです。
みんな大好きインターネットだって、広告というビジネスモデルがなければ今のような便利なものになっていないはずなのです。悪いのはあくどい企業やその精神であって、広告そのものを嫌うのは筋が違うと感じるのです。

ということで今回は日本人が広告を嫌う理由を考察してみましたよ!
ちょっと長いんですがよろしくな!

結論から書きます。日本人が広告を嫌いになってしまったのはこの2つが大きな原因だと考えました。

1) 広告が単なる告知をするものから「コンテンツ」になった

2) 日本人は文化的に金儲けが嫌いである

それではそれぞれ詳しく説明します。

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そもそも広告の発祥が気になったので歴史をひもといてみた

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こんばんは。
みやしたんくです。

タイトルにPR表記するべきか否か問題で思ったこと

先週からインターネット業界をにぎわせた、「記事広告はタイトルにもそれが広告であるように表記すべきか否か」という議論ですが、いろいろ盛り上がりましたね。

news.yahoo.co.jp

いろいろ飛び火した議論はあったものの、ぼくとしては徳力さんのこちらのブログで一旦落ち着くといいなあと思っています。
落ち着くというのは「じゃあタイトルにこう入れよう」って決めるという単純なことだけではなく、徳力さんが語ってくれたようにちゃんと目的を明確にして、みんなが自分たちが生きている世界をより良くするために考えていければなあということです。
もちろん徳力さんのブログにもあるようにステマとかあくどいことをやっている人たちが一番悪いし金属製の牛の中に入れて火で炙られればいいと思っています。
※参照:ファラリスの雄牛

この件はいろい考えることが多かったのですが、ふと思ったことがあります。

「そもそもなんでこんなに広告って嫌われてんの?」

ということです。
議論になったのは広告の中でもインターネット広告、さらに言うとその中の記事広告についてでした。
しかし徳力さんが書いている通り、そもそもインターネット広告全体のこととして考える必要があると思うのです。

インターネットの広告だけではなくそもそも広告自体嫌われてる(と言ってもいい)

まず昨今Web界隈で「広告が嫌われてる」と語られるとき、大体がこの記事のようなニュアンスがあると思います。

www.advertimes.com

嫌われてるのは広告というより、表示方法じゃないかと。

テレビCMとか、新聞広告とか、駅貼りポスターとかは、どうでもいいと思われて来たけど、嫌われてはなかったよね、いまのネット広告みたいに。それが言いたかったわけです。

たしかに「インターネット広告、特にスマートフォンでの広告が嫌われている」という点ではこの記事で語られている通りだと思います。
ユーザー体験を邪魔しているから嫌われてしまって、そのためネイティブ広告という発想が生まれたわけです。フォーマットの話ですね。 これは去年話題になったネイティブ広告ハンドブックにも書いてある内容です。

しかしそのネイティブ広告ハンドブックには以下のようなことも書いてあります。

もともと「広告」は嫌われものであるという考え方は、古くからあっただろう。むしろ「広告」は視聴者が見ているテレビ番組や読者が読んでいる新聞や雑誌記事の合間にお邪魔している存在として、先達の広告人たちは考えていた。
出典:ネイティブ広告ハンドブック2017

もちろん親の仇のように「広告憎し!」という人はかなり少数派だとは思いますが、広告は嫌われ者だというのはインターネット以前の先人たちも考えていることなのです。
例えばテレビCMなんかは顕著ではないでしょうか。

もし広告が嫌われていなかったら、なぜ番組のとってもいいところの前にCMが入るのでしょうか。
それぞれのCM単体でいうと人気で好感度の高いものもあります。が、少なくとも番組そのものを見ているユーザーにとっては明確に邪魔なものなわけです。
だからこそ何とかして見てもらうために大事な部分の前にCMを流しているわけですよね。

ということは本当の意味での広告が嫌われている理由はそもそもインターネットだけの問題ではないと思うのです。

広告が嫌われていることの本質を考えるには「もともと広告は嫌われ者である」というところをなぜなのか問う必要があるのではないでしょうか。
そのためには記事広告、インターネット広告のことだけでなく、そもそも広告というビジネスモデル自体の成り立ちや歴史を学んでおくことで、何が問題でどうあるべきなのかということにつながるのではないかと思い色々調べてみたことをまとめてみましたよ。

ぼくは社会人歴もWeb業界歴も浅いので、詳しい方や当時のことを知っている方々はコメント等で「それはまちがってる!」とか「あのときはこうだったなあ」とかガンガンいただけるととてもありがたいです。

ただし!あの議論みたいになるのは嫌だぜ!

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マーケティングが得意なWeb制作会社は営業以外も会社の価値を理解すべき

先日久々にブログを書いたところたくさんの賛否両論コメントをいただきびびったみやしたんくです。
その節はみなさまありがとうございました。大変励みになりました!今後はどんどんブログ書いていきまっせ~!
…と言いながらすでに前回のブログから2ヶ月経ってしまっているというね。toksatoさんに怒られちゃいましたよ!ごめんて!

さて許してもらえたところで本日はtoksatoさんとの交換日記第二弾です。
交換日記についてはこちらtoksatoさんが書いてくれた記事で詳細を説明しているのでよろしければご覧ください。 toksato.hatenablog.com

toksatoさんが「なかのひと」になってからtoksatoさんと飲みにいったりメッセンジャーだったりで受託の制作会社との違いという話をたくさんしました。
そんな中で自分たちの会社の強みとか価値をすごく考えているときに思ったことをまとめてみました。
やや煽ったタイトルですが、煽られないでください。お願いします。

でははりきってどーぞー

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